カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ)は、今後6カ月以内にスマートフォンの購入を予定している消費者の63%が端末価格の上昇を認識しており、50%がセールに合わせて購入を予定しているという調査結果を含むAnnual Global Smartphone Consumer Survey 2026による最新調査を発表致しました。
カウンターポイントリサーチの最新調査 Annual Global Smartphone Consumer Survey 2026によると、今後6カ月以内にスマートフォンの購入を予定している消費者の63%が端末価格の上昇を認識していることが分かりました。日常的な商品やサービスの中でも、スマートフォンは、燃料やガソリン、食料品・日用品と並び、消費者が大幅な価格上昇を実感している上位2カテゴリーの一つとなっています。スマートフォンの価格上昇を認識している消費者の割合は、中国が81%と最も高く、次いでドイツが70%、インドが66%、米国と英国がそれぞれ50%となっています。
こうした市場動向に関して、カウンターポイントリサーチのリサーチディレクターTarun Pathakは次の通り述べています。
「メモリ価格の上昇がスマートフォンの価格を押し上げており、OEMメーカーがその影響を吸収できる余地は限られています。当社のGlobal Smartphone Price Hike Reportによると、2026年末までに、既存のスマートフォンモデルの価格は世界平均で20%上昇し、新たに発売されるモデルについては前年比で最大30%上昇する可能性があります。こうした状況を受け、消費者は買い替えを先送りし、大規模なセールイベントに合わせて購入する傾向を強めています。一方、プレミアムスマートフォン市場では、分割払いなどのファイナンスサービスや下取りプログラムが需要を下支えしています。」
カウンターポイントリサーチ Annual Global Smartphone Survey 2026サマリー

出典: カウンターポイントリサーチ Annual Global Smartphone Survey 2026
カウンターポイントリサーチは今回、今後6カ月以内にスマートフォンの購入を予定している消費者を対象に調査を実施し、インド、中国、米国、英国、ドイツの5カ国で5,000人以上から回答を収集し、祝祭日やホリデーシーズンの各種セール期間を中心としたスマートフォン購入意向を調査しました。特に、スマートフォンの価格上昇が続く中で、消費者がどのような点を考慮して購入を検討しているのかに焦点を当てています。
今回の消費者調査では、回答者の50%が、今後予定されている祝祭日やホリデーシーズンのセールに合わせてスマートフォンを購入する計画であることが分かりました。各国とも、若年層ほどお得な購入機会を重視する傾向が強く、Z世代の56%、ミレニアル世代の50%が、祝祭日やホリデーシーズンを待ってスマートフォンを購入する意向を示しています。この傾向は特にインドで顕著であり、約7割(69%)が祝祭日やホリデーシーズンに合わせて購入を予定しています。次いでドイツが57%、米国が48%となっています。
カウンターポイントリサーチのアソシエイトディレクターClaudia Krehlは、次の通り述べています。
「新しいスマートフォンの購入を予定している消費者にとって、今後の祝祭日やホリデーシーズンは、さらなる値上がりの前にお得な条件で購入できる重要な機会となります。購入をさらに先延ばしにすると、価格が一段と上昇する可能性もあるため、希望する端末が十分に値引きされない場合でも、44%の消費者は予算を引き上げて購入すると回答しています。一方、35%は予算内で購入できる別の選択肢を検討するとしており、競合メーカーにとっては市場シェアを獲得する機会となります。また、37%は購入を延期すると回答しています。」
- 中国: スマートフォンの購入時期に影響を与える主なセールイベントは、618商戦(29%)と独身の日(25%)となっています。
- ドイツ: Amazonプライムデーとブラックフライデーのいずれも関心が高く、それぞれ35%の消費者が各イベントに合わせて購入を予定しています。
- インド: 祝祭シーズンが近づく中、ディワリ(Diwali)がスマートフォン購入の重要な時期となっています。特にECサイトでのセールや値引き、特典への関心が高く、53%を占めています。
- 米国・英国: ブラックフライデーが最も重視されており、米国では54%、英国では53%と、いずれも半数以上の消費者が同イベントに合わせて購入を予定しています。
各市場において消費者が求めるセール特典の違いに関して、カウンターポイントリサーチのシニアアナリストArushi Chawlaは、次の通り述べています。
「祝祭シーズンのスマートフォン購入では、単に最も安い価格を求めるのではなく、価格に見合った価値を重視する傾向が強まっています。消費者が魅力的だと感じる購入特典は、市場によって大きく異なります。インド(37%)と中国(20%)では価格の値引きが最も重視されている一方、ドイツではストレージ容量の無料アップグレード(22%)が好まれています。米国ではスマートフォン端末の無料提供(27%)が最も人気があり、英国では無料のプレゼントやアクセサリーの提供(22%)が首位となっています。こうした結果は、メーカーが祝祭日やホリデーシーズンの販促施策を展開する際に、各市場の消費者ニーズに合わせた特典を用意することの重要性を示しています。」
スマートフォンが日常生活においてますます欠かせない存在となり、消費者がより高性能なテクノロジーを求め続ける一方で、価格の上昇によって購入の意思決定は一段と複雑になっています。そのため、祝祭日やホリデーシーズンのセールは、消費者がお得な購入条件を見つける場であると同時に、メーカーにとっては消費者の支持を獲得する重要な機会になると考えられます。
本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://counterpointresearch.com/jp/coverage/smartphones/smartphone-360
*本プレスリリースは2026年10月8日に発表されたプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/survey-global-smartphone-buyers-feel-price-pressure
今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。
【カウンターポイントリサーチ概要】
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公式ウェブサイト: https://counterpointresearch.com/jp
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